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旅立

1989年夏…

興味本位でパチンコ店の扉を開いてしまう。

その日以来ドップリとパチンコの世界へ引き込まれるとも知らずに…


スタジアム


まだ時は、昭和の香りがするパチンコ店ばかりの時代。

少し危険な香りが漂う店内には、パンチパーマの店員が高圧的な態度でお客を監視。

今のパチンコ店とは遠くかけ離れた世界…

そんな状況とは知る術も無い、高校2年の夏休み。

友達を誘ってパチンコ店の扉を開けた日から、全ては始まるのでした。




初めて打ったパチンコ台。『エアプレーン』と言う羽根物タイプのパチンコでした。

センター役物に飛行機が有り、羽根に拾われた玉が直接Vゾーンに入る、

当時ではオーソドックスなタイプだったと思います。

当時、高校2年生の私は、友達と2人でパチンコに行く約束をしました。初パチンコの日!

選んだ店は客入りも少ない小さなパチンコ店…

店内に入った二人は、なるべく目立たない場所を探し打ち始めるのでした。

心拍数が高まりながらも、冷静さを必死に装う二人。打ち始めて直ぐに台の様子が急変。

羽根がパカパカと開き、玉がジャラジャラと出てきました。

今思い返せば相当アタフタしていたと思いますが、じゃらじゃらと玉が出てくる感触がとても心地よく感じました。

その日は、小箱満タンまで増やしたのですが交換する勇気が無く、結局は全部打ち込んでしまい、

その日は二人負けて帰る事に成りました。でも凄く楽しかった記憶は今でも鮮明に覚えています。

後日、学校でパチンコに行って来た事を仲間に自慢げに話すと、少し大人に成れた様な気持ちになれました。

が、悪友のN君は中学2年生からパチンコをやっていたらしく、その自慢話も直に終わってしまい、今度は自慢される側に…


N君「昨日お前が打った台はエアプレーンやで」

 私『フーン』 

N君「俺は羽根物よりフィーバーの方が勝てる」

 私『なんで?フィーバーて何?絶対勝てるん?』 

N君「ストップボタンを使ってリーチ目を出す方法が有るから」

 私『貴方はいったい何者?・・・本当に高校生?』



当時はまだ攻略誌がない状況の中で、その知識は相当な物でした。

N君は何時も決まってリーチ目は『コスモ・V・ラック』と口癖の様に私に言ってた記憶があります。

N君に話をした事でパチンコの世界へ魅力を感じた私は、更に足を踏み入れて行くのでした。【続く】

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この当時印象に残ってる3台

●スタジアム・キングスター・ロボQ


スノーバーズ



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